君のイナイ季節
「たいして可愛くもないのに調子乗るな!」

高槻さんは階段の上から暴言を吐いていた。

「あんたに言われたくないわよ!!」

追い掛けながら叫ぶ。

階段を駆け登ったところで。

高槻さんの友達が私の足を引っ掛けて。

転びかけたところに高槻さんが

「なんでこんな子がいいのかしら」

と、私を突き飛ばした。

私の後ろは階段…

落ちる!!
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