君のイナイ季節
体育館1階で地響きが起こる。

私は。

落ちたはずなのに。

あまり痛くない。

体の下に変な感触が。



「拓海くん!!」

下敷きになっていたのは拓海くんで。

目を開けて大絶叫した。

ピクリとも動かない。



「拓海くん!!」



私の涙が拓海くんの顔に落ちる。





死んじゃ嫌だー!!!

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