君のイナイ季節
採寸から1週間で作り上げられたドレスとタキシードを合わせてみる。
「うわあ、カッコイイ!」
被服室はざわめいた。
拓海くんが先に着替えるとデザイン部の子達が騒いでいる。
その声を準備室で着替えながら聞いていた。
確かに、拓海くんはカッコイイ。
みんなが騒ぐのもわかる気がする。
「柏原くん、やっぱり女の子に人気あるわね」
着付けをしてくれている能勢先生が笑った。
「心配じゃない?」
確かに心配。
前の高槻さんの件もあるし。
「でも、拓海くんは。
いつも私を真っすぐに見つめてくれるんで、大丈夫かなって思います」
「そうね、柏原くんは平野さんが好きで仕方がないみたいだし」
能勢先生は私の前でチェックをして
「さ、出来た!
綺麗よ〜。早く柏原くんに見せなくっちゃ」
「うわあ、カッコイイ!」
被服室はざわめいた。
拓海くんが先に着替えるとデザイン部の子達が騒いでいる。
その声を準備室で着替えながら聞いていた。
確かに、拓海くんはカッコイイ。
みんなが騒ぐのもわかる気がする。
「柏原くん、やっぱり女の子に人気あるわね」
着付けをしてくれている能勢先生が笑った。
「心配じゃない?」
確かに心配。
前の高槻さんの件もあるし。
「でも、拓海くんは。
いつも私を真っすぐに見つめてくれるんで、大丈夫かなって思います」
「そうね、柏原くんは平野さんが好きで仕方がないみたいだし」
能勢先生は私の前でチェックをして
「さ、出来た!
綺麗よ〜。早く柏原くんに見せなくっちゃ」