君のイナイ季節
「じゃあ、行くよ」
拓海くんは私にヘルメットを渡した。
私はゆっくりと受け取る。
拓海くんを見つめようと顔を上げたけど。
拓海くんはもう前を向いてヘルメットを被っていて。
声をかけられなかった。
バイクのエンジンがかかり、タンデムステップを広げて拓海くんはバイクに跨がった。
私も後ろに乗った。
動き出すバイク。
私は拓海くんの腰にしっかりと腕を回した。
拓海くんは私にヘルメットを渡した。
私はゆっくりと受け取る。
拓海くんを見つめようと顔を上げたけど。
拓海くんはもう前を向いてヘルメットを被っていて。
声をかけられなかった。
バイクのエンジンがかかり、タンデムステップを広げて拓海くんはバイクに跨がった。
私も後ろに乗った。
動き出すバイク。
私は拓海くんの腰にしっかりと腕を回した。