君のイナイ季節
おかげで。

その3人は段々遅れ始めて。

でも、私の体力も限界で。

腕も足も離れそうになって、歯を食いしばって我慢していた。

体力ギリギリで曲がりくねった道も終わり。

ストレートの道へ入った瞬間。

後ろから猛スピードで来たバイクに

クラクションを鳴らされて。

そのバイクは一瞬で前に出て、ブレーキを踏んだ。

拓海くんも急ブレーキをかけた。
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