修羅の桜
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「はぁぁ…。お前は、なに総司にのせられてんだ!」
「あんな変な句をつくる土方さんが悪い。」
あの後、めんどくさくなった僕は土方さんに大人しく発句集をかえした。
…まぁ、沖田がすっごく不満そうにみてたけど…。
…めちゃくちゃ見てたけど。
「ま、それはいい。これから言うことは極秘だ。」
「ふーん…どういう経緯があってそうなったんです?信じないんじゃなかったの?僕のこと?」
「いや…左之に聞いた。長州を斬ったんだろ。それに…いや、これはいい。ま、お前の能力を見込んだんだ!」
「…きもッ」
「ああッ!?」