極上男子2〜王子たちの甘い放課後〜
┗After Story.〜斗真side〜
After Story.〜斗真side〜
希美には適わない。
俺、柳沢斗真。
周りには無愛想ってよく言われてあまり人が寄り付かない。
だけど、そんな俺にも彼女がいるんだ。
明るくて、優しくて、可愛くて人気者な
前田希美。
仲良くなったのは、委員会が同じで希美から話しかけてくれたことがキッカケ。
希美に出会うまでは、誰になんて思われようと気にしてなかったのに。
だけど、希美は俺のことをちゃんと見てくれたんだ。
「斗真くんって、優しいよね。」
ある時、希美に言われた。
「そんなことないよ。俺、無愛想らしいし。」
「無愛想じゃなくて、ただ口下手なだけでしょ?
本当に無愛想なら、私なんかと話してくれてないもん。
そうゆう斗真くん、好きだよ?」
――――――…ドクン
この瞬間、俺は希美に恋をした。