極上男子2〜王子たちの甘い放課後〜
日に日に希美への想いが強くなっていて、
バカみたいに希美が好きで。
きっと、希美の俺に対する想いより、俺の希美に対する想いのほうが大きいんだ。
だから、不安になってばっかで。
けど、今は違う。
「私、斗真のこと大好きだから!
ドキドキするのも、手を繋ぎたいと思うのも斗真だけ。
だから、心配しなくて大丈夫だからね!」
あの日、屋上で希美から聞いたこの言葉で、
俺と希美は互いに同じくらい想いあっているんだって思えた。
だけどさ、
ちょっと悔しいよね。
希美の一言で幸せになったり、
希美のちょっとした行動で不安になったり、
でもやっぱり、最後には希美を好きでいてよかったって思えるんだ。
きっと、これからも俺は希美には勝てない。
振り回されてばっかだけど、
まぁ、希美と一緒にいられるのなら、それでもいいや。
After Story.〜斗真side〜 END