極上男子2〜王子たちの甘い放課後〜
「だってさ瑠実、全然ヤキモチ妬いてくれないじゃん。」
「へ?」
ヤ、ヤキモチ……?
「俺が他の女の子といても、全然ヤキモチ妬いてくれないから…」
「ま、まさか。そんなことで浮気してたってこと!?」
「うん。」
なんだ、
私と別れたかったわけじゃなかったんだ。
「私、嫌だったよ。
圭祐が他の女の子と一緒にいて。
不安だったんだよ?
なんで、隣にいるのは私じゃないんだろうって。」
「うん、そっか。
俺、今まで何やってたんだろ。
ごめん。本当にごめん。」
少し嬉しそうに、でも少し申し訳なさそうな複雑な顔をしている圭祐に
「本当に悪いと思ってるなら、これからは他の女の子と仲良くしないでよ…。」
「うん、分かった。
まぁ、俺には瑠実しかいらないから。」
「うん、私もだよ…。」
きっと、これからは大丈夫。
この自信がどこからくるのかは分からないけど、
でも私は、圭祐を信じてるから。
今は、圭祐の隣で精一杯、圭祐を愛しよう。
浮気男子 END