極上男子2〜王子たちの甘い放課後〜
それからのこと。
私たちは、あまり変わっていない。
大翔は大学が忙しいみたいで、やっぱりなかなか会えない日々が続いていた。
でも、1つ変わったことは…
「あれ、廣戸。今日は大翔さんとデートなんだろ?行かなくていいのかよ。」
「今から行くの!」
少しでも時間があいたら、大翔は私とデートをしてくれるようになったこと。
「愛花!」
「遅くなってごめんね」
学校まで車で迎えに来てくれた大翔の車に乗り込んだ。
「今日は、どこ行く?」
「んー、大翔の家に行きたい!」
「…誘ってるの?」
「誘ってる!」
「え!?」
大学生と、高校生。
たくさん不安になることもあるけれど、
今日も私は、幸せです。
年上男子 END