極上男子2〜王子たちの甘い放課後〜
「寂しいよ、もう、みんなに会えないの。ヒック」
「また会えるさ、いつか必ず。」
「でも、」
「新しい生活が始まれば、別れもあるし出会いもある。
離ればなれだからって、もう2度と会えないわけじゃないから。
今は、自分の夢に向かって歩け。」
「うん!」
それから、たくさんたわいのない話をして
すっかり日が落ちて夜になっていた。
「今日ここに泊まっていけば?」
「え、いいの!?」
「うん、いいよ。なにもしないからさ。」
「えー、なにかしてもいいのになあ」
「バカ言わないの」
今まで、なんとか理性を保ってきた俺。
だけど、俺を誘うようなことを言ってくるから。
もっと自分を大事にしろよ。
ゆっくりでいいんだから、さ。