極上男子2〜王子たちの甘い放課後〜
そんなことを考えていると……、
近くで話すクラスメートの会話が聞こえた。
「やっぱ、彼氏には好きって言ってくれたり、愛情表現してほしいよねー」
「私は、なかなかカップルっぽいことしてくれないとちょっと冷めるかも」
「わかるー!」
カップルっぽいことかぁ、そんなこと全くしたことないや。
「林檎は、やっぱ、恋人っぽいことしたい?」
「うん、したいよ。そりゃ、付き合ってるんだから」
「そっか。」
それから、会話が続くわけでもなく、ただ無言でご飯を食べていた。
今日は、4時間授業で、お昼を食べたらすぐに帰り。
いつも玲司と帰るのが日課だ。
いつものように2人並んで校門を出ると
「す、すすすすすす…」
「す?」
急に「す」を連呼し始めた、玲司。