極上男子2〜王子たちの甘い放課後〜


「ごめんね、遅くなって!」

「いや、大丈夫だよ。」

私が屋上に行くと、もうすでに輝くんがいた。



「で、どうしたの?」

「あの、さ。前田のことが好きなんだ。
斗真と付き合ってるのは知ってるんだけど…

でも、俺のほうが前田を幸せに出来ると思う。」



告白だった。

輝くんは、優しいし、カッコいいし、面白い。

みんなの憧れの存在だし、私もすごく好きだよ。


でも、



「ごめんなさい。

私を幸せに出来るのは、きっと斗真しかいないよ。」



恋愛として好きなのは、斗真なんだ。


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