極上男子2〜王子たちの甘い放課後〜
「そっか…。」
と、悲しそうに笑う輝くん。
「…ごめんなさい。」
「そんな謝らないで。辛いから」
「うん…」
どうしよう…。
告白なんて滅多にされないから
こういう時ってどうすればいいのかな。
「困ったって顔してる」
「え!?そんなこと…」
「んー、じゃあさ」
輝くんは、何かを確認するかのようにチラッと私の後ろを見た。
私も後ろを振り返ろうとしたら…
「少しだけ、このままでいて?」
「わっ!」
輝くんに抱きしめられた。
「え、輝くん!?」
「んー?」
「いやいや、んー?じゃなくて」
なんで私は抱きしめられてるの?
「ちょっと待った。」
低くて聞き慣れた、私の好きな声が聞こえ、
その瞬間、後ろにグイッと引っ張られた。