お前は俺のもの
「何しに来た?」




「誕生日だから お祝いに。でも 邪魔だったみたいね。」




玄関から聞こえてくる声
藤堂さんの声




水城さんの事好きなのは知ってる
だから 来たんだ




「帰れ。」





「ナツと付き合っても大変よ。」



私に言ってるんだろう
声を張り上げてる



「オイ!」




「仕事を優先するし。休みだって会ってくれない。態度だって冷たいし。そんな男でも良いの?覚悟があるなら良いけど。私は覚悟あるわ。」




前 付き合ってたんだ
心が痛い




何で別れたのかは知らない
でも 私より水城さんの事知ってる事が羨ましい半面
憎い



嫉妬だって わかってる






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