お前は俺のもの
私は気付かなかった
ステージばかり見て 水城さんとの距離がこんなに近かったなんて・・・




体がぶつかってても気にしてなかった
言いあいに夢中で



自分の席でステージを見て 今度は水城さんの方に体を傾けた時
頬に温かいものが触れた




「え?」



横を向くと 水城さんの顔が目の前にある



もしかして今触れたの
水城さんの唇?



「何で?」



「俺が横向いたら お前が来たんだからな。」




「えーー///」



騒いでる私に ショーの始まりの音楽が流れた




ほっとする私
事故だから しょうがない




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