お前は俺のもの
納得したのか上り出した
でも もともと背が高いから 手を伸ばせば届きそう




車に乗って 次の虹が丘へ



「さっき何書いてたんですか?」




鍵を付ける前に 鍵の後ろに何か書いていた
でも 背が高いから何書いてるか見えなくて



「別に。」



「え?」




秘密にするの?



「もしかして 裏に本当に好きな子の名前書いてたりして。」



冗談で言ったのに 睨んでくるし



「書くわけねーだろ!」







本当は
”由菜と付き合えますように”
それは秘密





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