お前は俺のもの
「騙されてんじゃねーよ! 抱いてね―し。匂いついてんのは お前も知ってる通り 近づくと匂いが移る。毎日俺んとこ寄って来て 移してくんだよ。」




それは 本当か嘘か
今の私には 考えられなかった



でも 心の中でほっとしてる




「聞いてる?」



ぼーっとする私に顔を近づける
おでこにキスを落とした




「ごめん。病人だったな。」




寝かせてくれるのは良いけど なぜ隣で寝る?
ん?そう言えば 楽な格好してたって事は 家に一度帰ったの?




「何で一緒に寝るの?」




「え?   ・・・今日は何もしないから。」




答えになってない
けど眠りに付いた




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