そんな君に恋をした。
希は興奮することもなく、悠然としていた。

「でもさ、その人あたしの事よく知ってるっぽかったよ?」

「あんた、それもしかして…
ストーカーとかだったりして笑」

「……はぁ!?んな訳ないって!」

とか馬鹿話ししていた頃。

………(ガタッ

隣から音がして、そっちに視線を向ける。

だ、だれ?!

「俺隣だからな。よろしくな」

あたしは金魚のようにパクパクとしているしかできなかった。

なぜかって?

長身のイケメンなの!!

175cmは余裕でこえてるでしょ!

「…えーと、よろしくです」

「敬語。硬いからタメでもいいだろ!
同じクラスだし。」

「うん、ありがとー。」

それから、あたしたち、隣の関係が始まろうとしていた。
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