これもいい思い出
そしたら…
直輝が私を抱きしめてきた。
「夏希のせいじゃない。夏希のせいじゃない。
だから夏希は自分のことを責めんなよ。
夏希は何もやってないから」
「でも私が…
私が道に飛び出して行ったから…」
「そんなことない。
俺の足のことは気にするな。
少し不便になっただけじゃねーかよ」
直輝はニッコリとした顔で言った。
「ごめっ…」
話をしている途中に
直輝が私に優しいキスをおとした。
それはもうこの話は終わりだよと
伝えれているような感じだった。