大嫌いな最愛の彼氏【短編】
彪河は、また愛華をきつく抱きしめた。
愛華も恥ずかしがりながら、ゆっくりと、彪河の背中に腕を廻した。
「うわ、マジヤベ。超好き」
彪河は次々と恥ずかしい言葉を発する。
愛華の顔は、度々真っ赤になる。
「うるせぇ!キモイ!」
「何だよ、照れんなって」
極上の笑みを愛華に向ける彪河。
いつの間にか、上機嫌になっていたようだ。
「なぁ、愛華も言ってよ」
「はぁ?何をだよ?」
「だから…俺の事、好き?」
先程とは変わって、妖艶で悪戯な微笑み。
魔法が掛かったように、愛華はその微笑みに虜になる。
「なぁ、言ってよ」
「はぁ!?そんなこっ恥ずかしい事、もう言わねぇよ!」
「ふぅん?じゃあ、もっと恥ずかしい事してもいいわけ?」
彪河は慣れた手つきで、ベアトップの中に、スルリと手を忍び込ませる。
突然身体に触れた彪河の手が、愛華の肌を撫で回す。
「あっ…ゃぁんっ…」
「うわ、その声超ヤベェ…」
いやらしい声を出す愛華。その声を楽しむ彪河。
「ちょっと…やめ…」
「じゃあ言って?」
手を抜き取って、彪河はニッコリ笑った。
「ほら、早く」
何故か急かす彪河。愛華は、まだ顔が赤いままだ。
「嗚呼〜もうっ!」
グイッと彪河の腕を引っ張る。そして、チュッと唇を重ねた。
愛華の行動に、彪河は唖然とする。
「ひゅ…彪河が……好き…」
林檎のように真っ赤な愛華。
そんな愛華を愛しそうに見つめて。
「良く出来ました、俺の可愛い愛華チャン♪」
「……アンタなんて…
大嫌いっ!」
アタシだけの
大嫌いな最愛の彼氏。
本当は………
世界で一番大好きだから。
end
愛華も恥ずかしがりながら、ゆっくりと、彪河の背中に腕を廻した。
「うわ、マジヤベ。超好き」
彪河は次々と恥ずかしい言葉を発する。
愛華の顔は、度々真っ赤になる。
「うるせぇ!キモイ!」
「何だよ、照れんなって」
極上の笑みを愛華に向ける彪河。
いつの間にか、上機嫌になっていたようだ。
「なぁ、愛華も言ってよ」
「はぁ?何をだよ?」
「だから…俺の事、好き?」
先程とは変わって、妖艶で悪戯な微笑み。
魔法が掛かったように、愛華はその微笑みに虜になる。
「なぁ、言ってよ」
「はぁ!?そんなこっ恥ずかしい事、もう言わねぇよ!」
「ふぅん?じゃあ、もっと恥ずかしい事してもいいわけ?」
彪河は慣れた手つきで、ベアトップの中に、スルリと手を忍び込ませる。
突然身体に触れた彪河の手が、愛華の肌を撫で回す。
「あっ…ゃぁんっ…」
「うわ、その声超ヤベェ…」
いやらしい声を出す愛華。その声を楽しむ彪河。
「ちょっと…やめ…」
「じゃあ言って?」
手を抜き取って、彪河はニッコリ笑った。
「ほら、早く」
何故か急かす彪河。愛華は、まだ顔が赤いままだ。
「嗚呼〜もうっ!」
グイッと彪河の腕を引っ張る。そして、チュッと唇を重ねた。
愛華の行動に、彪河は唖然とする。
「ひゅ…彪河が……好き…」
林檎のように真っ赤な愛華。
そんな愛華を愛しそうに見つめて。
「良く出来ました、俺の可愛い愛華チャン♪」
「……アンタなんて…
大嫌いっ!」
アタシだけの
大嫌いな最愛の彼氏。
本当は………
世界で一番大好きだから。
end