ラブサプリ
「ああっ!!あんたっ」
その人が指さしたのはあたしだった

「ん?あたし?」
いきなりのことでキョロキョロしてしまう

「そ、さっきぶつかったときに落としたみたいだったから。はい、これ」
そういってその人はあたしの所に近づいてきて見覚えのあるキーホルダーを手渡された
それは確かにあたしのものだった

「あ、ありがとうございます」

あたしはその人にお礼の言葉を言った

「ボケーッとすんなよ」
その人はそう笑ってあたしの頭に手をポンと置いて遠ざかった
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