ラブサプリ
あたしはそれを聞いて焦り始めた

写真のデータ…
どうしよういくら捨ててもカメラのデータに残ってたら意味ないし…


佐々木さんを信じれるわけないし…


「とりあえずあたしが佐々木達に聞いてみる」

夏来が佐々木さんから取り上げてバラバラにちぎった写真を見つめながらため息をつく


「ありがとね」

「親友として、あたりまえっしょ」

ニッコリ笑った夏来があたしを肘でつつく

夏来がいてくれてよかった…
もしもいなかったらあたしどうなってたかな…?


―ガラガラっ
教室のドアが荒く開く音がした
あたし達はビックリしてドアの先をみた

「…っ由良」

焦った声があたしの名前を呼ぶ
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