ラブサプリ

「あ、先生っ」

あたしは思い出したかのように先生を呼んだ。

でも先生は黙り込んでいた。

「あっ…えと一月っ」


「ん?」

あまりにも先生がわかりやすくて少し噴き出しそうになった。

「あの夏来が先生んちで試験勉強しようって…迷惑…ですよね?」

あたしは少し遠慮がちに問いかけた。


「ああ、別にいいけど、勉強ぐらい」

先生の返事に思わず吃驚して先生を二度見してしまった。

「えっ?ええっ」

「なんだよその反応」

少しむすっとした感じの先生があたしをみる。
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