ラブサプリ
「そろそろお開きだねっ」

夏来がパンパンと手を叩いてしめてくれた

「えー、もう終わんの!?」

鳴海がテーブルに顔を伏せて言った。

「もうこんなに暗いじゃん。」

葉月が窓を指さした。

あたしは外が暗いのを確認して時計をみた。

時計はもう8時を指していた

「俺達は帰るぞ、ほら鳴海」

遼クンが鳴海の手を引っ張って玄関まで行った。

「由良は?」

夏来の質問に少し悩んだ。

「うーん…どうしよっか」

「飯食って帰る?」

先生が鳴海に聞こえないようにか小さな声でそう言ってくれた。


「そういうことなら先に帰るね鳴海クンのことなら任せて」

隣にいた葉月がそう言って微笑んでくれた。


「あっ!池内っ」

鳴海が玄関から凄い勢いで走ってきた。
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