ラブサプリ

｢お前がキスなんてしてくるのが悪い｣

先生はあたしのデコを平手でパチンと叩かれた前髪をあげてるせいかあたしはよく先生にデコを殴られる。

｢…痛っ…大体何とも思ってない人とやっても楽しくないでしょ!?｣

あたしの言葉に先生の顔が急変した。怒ってるような…呆れてるような…そんな顔だった。

｢あのなあ…俺が木下のことなんとも思ってないように見えるか?｣

｢へ?｣
あたしは意味も分からずついトボケ顔になった

｢はあ…お前の天然っぷりは呆れを通り越して悲しいな｣

先生は顔に手をあてて大きなため息をついた


もしかし…
あたしはわかった!と言う顔をした。

｢先生…もしかして…あたしのこと……き…の?｣
最後の言葉はあまりの嬉しさに嗚咽が漏れて上手くいえなかった

｢そうしないとそう言うことはしないだろ。｣

また先生はあたしのデコを狙った今度はデコピンだった