帰宅部ヤンキー
えっと……
正直疲れました。
だって家から学校まで全力疾走ですもん。
今日の体力全部奪われた…
ただ今の時刻は8時50分
な、なんとか間に合ったぁぁぁ。
とりあえず、体育館を探そう………
って今気付いたけどこの学校広すぎ。
もう東京ドーム3個分入りそう。
後10分で入学式始まっちゃう。
「あれ?も、もしかして楓?」
「え?将ちゃん?なんでこんなところにいるの?」
話しかけてきたのは私のお父さんの弟である暮将(くれ しょう)、つまり私にとって叔父さんにあたるひとだった。
幼いころからずっと知ってて、昔はよく遊んでもらった。
「なにいってんだ?今日からお前の担任は俺だぞ?」
「え、そうなの?将ちゃんって先生だったんだ。」