超企業
「もう一度いいます。みなさんを解放しなさい。」
なにやるつもりなんだ、六道さん…。
僕は嫌の予感に冷や汗をかきはじめている。
「ちぇー、なんだよあの女、あたしは解放されたくないよーだ。」
こいつ…、どういう神経してるんだ、七色ネオン。
また、そのとき画面では新しい展開になっていた。
六道さんがペタンと床に坐禅を組み始めた。
「うん?解放しなかったら、どうするつもり?」
それを見下ろしてクスッと笑う会長。
ボディーガードもふっとガードをとき、見守った。
しかし、次の瞬間状況は一転する。