超企業
「…、あ、秋山!」
1、2テンポ遅れて龍崎がこちらに反応した。
どうやら本当に疲れているらしい。
「大丈夫かい?龍崎。」
「う、うん、あはは、やっぱりあたしこういう仕事向いてないのかな。」
龍崎は苦笑いに近い無理矢理な笑顔をこちらにみせた。
「そ、そんなことないって…、落ち着こうよとりあえず。」
僕は震えながらそう言った。
「あんたこそ落ち着きなよ。」
やっぱり震えてたのは隠せなかった。
情けないな、僕。
「メール、みた?」
僕は殉職のメールについてたずねた。