超企業

密輸軍団は銃撃もしてきたらしい。



唯野君も城戸君も戦闘のプロフェッショナルらしく、なんとかギリギリ阻止できたらしいが、最後の銃撃の弾を唯野君をかばい城戸君が受けてしまったらしい。





唯野君は隙をついて残りの残党を撃退できたらしいけど、そのあとすぐ救急車を呼んでも城戸君は手遅れだったらしい。






僕は、なんて声をかけていいか分からず、ただひたすら落ち込む唯野君の背中をさすっていた。







その日のお通夜はみんなはなぜか集まらなかった。





きっとあらゆる任務を与えられていたのだろう。








寂しいお通夜だった。




会長は、なぜか少し微笑しながらスピーチしていた。




でも僕らはみんな会長を罵倒する勇気も気力もなかったみたいだった。








だからあっという間にお通夜は終わり、会場は閉廷した。







城戸君の冥福をただただ祈るのみだった。







僕がその会場から出たとき、一人の女性が遅れてきたみたいだった。





それは六道リンネさんだった。
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