超企業

変な欲に巻き込まれてはだめなんだ、特に僕みたいな人間は。



七色さんが当たりを引いてるのをよそに、ぼくはなるべくそれをみないようにして、お酒を飲んでいた。





そのときだった。






そのバーにあったテレビ画面がふと起動した。






「ああ!」





僕は驚いた。



その画面に映っていたのは、千代川会長と二人のボディーガード、そしてそれに立ち向かうかのように六道さんが立っていた。






「んん?なにあれ?」



七色さんもふと画面に気づいた。




「ほ、本当に彼女は抗議するつもりなんだ…。」




「んー!どうゆうことー?」
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