Miraculum










「凄いね板橋さん、大人気じゃん」




あたしは周りの人に聞こえないようにコソッと話しかけた




「憧れの唐津未来さんには届かないです…」



中学2年生で子役から活躍する唐津未来ちゃん

歌手と女優

ジャンルは違うけど人気を二分してるとか


板橋さんは自分に厳しいからね…!






「板橋さんも充分凄いと思うよ?」



「そんなこと…!」





「おーい、お前ら!消灯時間過ぎてるぞー!早く寝ろー!」



ドアの向こうから八神先生の声が聞こえた


あたしたちは布団に入ったけど

しばらく喋って


いつの間にか皆寝てしまった…






そして

林間学校は終了し


季節は夏に─






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