不死鳥
本当は気付いていたの。
-貴方が好き・・・。
貴方の目は綺麗だった。
だから安心したの・・・
それに・・・
小学校のときから好きだから。
貴方は覚えていないよね。

「んー。そっかぁー。」

『うん。』

「瑠李ー!!サッカーしようぜー」

「おー!わかった!」

『あの。これしか伝える方法ないけど、またお話できますか?』

「もち!当たり前だろ!!じゃ、あとでな!!」

小学4年生の夏
私が転んで大切にしていたイヤリングを失くしたとき
貴方は一緒に探してくれたよね。
そのときに好きになったの。

外では貴方がサッカーをやっている。
その様子をズット見ていた。
時間が早く感じた。
『瑠李くん・・・』
心の中でそっとつぶやいた。
そのとき
時間が止まったように感じた
目に前で、ほかのクラスの女の子と
貴方が喋っていたから・・・

『貴方は誰を思って
空を見てるの?
誰を見て
笑顔で居るの?』

そうおもった。
< 3 / 13 >

この作品をシェア

pagetop