この運命を奇跡と呼ぶならば。
ある日、私に気味の悪い手紙が届いたの。
手紙の内容?
内容は、差出人のない手紙で私を監視しているようだったわ。
[俺は君をいつでも、見てる。
いつも、一緒にいるよ。
それより、君と一緒にいる男誰?
君に似合う男は俺だから。
さっさと、別れなよ。]
そんな感じだったかしら?
まぁ、嫌がらせの類(たぐい)だと思って無視して、一緒にいる男は春だったから恋人でもなんでもなくて、その手紙も捨てたわ。
それから、数か月後、手紙の事もすっかり忘れてしまった頃にあの悪夢がやってきた。