この運命を奇跡と呼ぶならば。

幹部

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土方にお金をもらった桜は沖田と一緒に街へ来ていた。


「おぃ、沖田。どこまで行くんだ。」

「もうすぐ着くよ。…………あ、あそこだよ。はやく、来なよ。」

桜は、沖田に駆け寄ってある店へ入って行った。


「やぁ、兄ちゃん。どんな刀を探しているんだい?」

「あぁ、彼が刀を探していてね。」


「悪いが、店の中を見て回ってもいいか?」


「ええよ。いいもんがあったら、奥におるさかい呼んでや。」

桜は商人に一言断ると、店の中を周り始めた。


そんな桜を沖田が見ていると桜が、ふと立ち止まりある刀を見つめていたので声をかけてみると、

「この刀…この刀にする。」


そういうので、商人を呼んで買って行った。

桜が選んだその刀は鞘の部分に桜の花が描かれて、美しいものだった。そして、もう一本は先程選んだ刀と対になるものだった。
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