この運命を奇跡と呼ぶならば。
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「おめぇら…どこ行ってやがった?!」

「…鬼がい「誰が鬼だって?あ''ぁ?」」

屯所へ戻ると待ち受けていたのは鬼の形相で仁王立ちをした土方だった。そして、そのまま土方の部屋へと連れてこられたのだった。


「で、どこ行ってやがった。」

「なんで土方さんに言わなきゃいけないんですか。」

沖田はめんどくさそうに、ふわぁあと欠伸をしながらうっすら涙を浮かべている。

「総司、てめぇ…。」

「お、落ち着いて。土方さん。」

「平助吐きやがれ…」

なんだか土方の後ろに黒いオーラが見えてきた藤堂は沖田とは別の意味で涙を浮かべた。

「ひっ…」
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