この運命を奇跡と呼ぶならば。
「え、遠慮しておきます。''俺''なんかが女装しても可愛くなんて無いですし百合さんの方が可愛いですよ」
「そう…?可愛いゆうてもらえんのは嬉しいんやけど、なんか惜しいわぁ…」
桜は相手が不快にならないように断ると酔っ払った三馬鹿(藤堂、原田、永倉を桜はそう呼ぶことにした)が
「桜ぁ~。女装しろよぉ~(笑)」
「そぉだぞーー。何もしないならぁ女装して酌してくれよぉ~~~。」
「何故だ!?これは私の歓迎会なのに、何故私がお前達の為に女装迄して酌をしなければならないんだ!?」
「ごちゃごちゃ言ってねぇで、いいから行ってこい!!」
「うわッ…!!原田!!押すなよ危ないじゃないか!!」
「では、桜はん行きましょか。」
全力で拒否した桜だったが原田に背中を押され笑顔の百合に連れて行かれてしまった。