この運命を奇跡と呼ぶならば。
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「やっぱり、可愛いわぁ。ウチの目に狂いはなかったわ…それより、桜はん。やっぱり女子やったんどすね。」


「あ、ありがとうございます。私なんかを可愛いなんて言っていただいて…それで、百合さん。私が女ということは新選組の皆には黙ってはいてくれませんか?」


連れて行かれた桜は百合に着替えさせられ、その際に女だとバレてしまい(当たり前だ)今に至る。


「仕方ないなぁ…さ、皆はんとこ行きましょか。」


「ありがとうございます。あ、後私が桜だということは秘密にして欲しいんです。少し仕返しをしたいので…」


「クスクス…ええよ。少しの間だけやけど…じゃあ、''翠珠''(すず)ちゃん行きましょか。」

桜は少々Sなので少しの間騙してやろうと考え百合からも話を合わせてもらい土方のいる部屋へと歩き始めた。そして部屋の前へつき襖をあけた
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