この運命を奇跡と呼ぶならば。
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「あれ?桜君、女装は?僕、結構楽しみだったんだけどなぁ」

芸子の姿からまた袴姿へ戻り土方達のいる部屋へと戻ると沖田と斎藤と原田以外は完全に酔っ払っている様で畳の上でひっくり返って寝ていて、戻ると沖田の残念そうな、でもどこかからかいの含まれた言葉に怒りを通り越し返す言葉も無く呆れてしまった。

「はぁ…総司、一、佐之帰るぞ。そこでひっくり返っている酔っ払い達も起こせ。私は先に帰るぞ。」


「桜君、手伝ってくれないの?」

「当たり前だ。私の歓迎会なら、私は手伝わない。じゃあな。」


桜は芸子姿をしたことで疲れていて、残りの人達を放って帰ってしまった。

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