大切なもの


拓夢はいるだろうか……


いっ!?

いた―――――。


私が好きな人。


拓夢が友達と話している。



あっ!!
目が合った。




拓夢は私の姿に気づいてこっちに歩いてくる。


周りの友達はニヤニヤしている。


「どうした?」



「拓夢、、あのね、いつも一緒に帰ってるこが今日一緒に帰れなくて……。一人じゃ怖いから一緒に帰ってくれない?」


嘘………ついちゃった…………。
明日香と帰れないから今までずっと烈と帰っていた。

嘘ついてごめんなさい。


「いいよ。ちょっと待ってて。」

拓夢はまた教室に戻る。


ちょっとしてから、拓夢は戻ってきた。






それから拓夢と色々な話をした。

途中、

「そういえば、なんで今日俺を誘ったの?彼氏と帰らないの?彼氏焼きもち焼いちゃうよ。」


その言葉に涙がでそうになる。





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