大切なもの

拓夢の愛





翌日、朝学校に来ると見知らぬ人たちがドアの前で立っていた。


「あの~すみません。教室に入りたいんですけど……」


そう言うと全員こっちを向いて
誰に口聞いてんだ
みたいな目でこっちをみた。


こわっ!!!!


だけど、私の顔をみてニヤ~と笑った。


キモッ!!!!

何この人たち!?

うちの顔見てニヤ~って笑ったよ?




「あのさ、君如月恋華だよね!?」

「はい。そうですけど……」


何!?まぢキモイ!!!!
助けて!!拓夢((泣


その仲のリーダーみたいな人がでてきた。


「拓夢と付き合ってるの?」


はぁ?
この人たちもしかして!!

拓夢の友達!?


「あの~失礼ですが、拓夢の友達ですか?」


「俺等?違うよ。あいつと同級だけど話したことないと思うから友達じゃない。」

「そうなんですか。では、なんでそのようなことを聞くのですか?」


連中はまたニヤニヤし始めた。


「昨日一緒に帰ってたとこ偶然見て~♪だから付き合ってるのかな~って~。ね~どうなの?付き合ってるの?」

キンーコーンカーンコーン キンーコーンカーンコーン


私が質問の答えに困っていると運良く鐘が鳴った。


よっしゃ!!

神様が私を助けてくれた。








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