大切なもの
やばい!!
と思った瞬間。
ものずごい音とともに押さえられていた手がとれた。
恐る恐る目を開けるとそこには、拓夢の姿が!!
「てめぇら、俺の彼女に手ぇだしてんじゃねぇよ。」
拓夢が現れるとさっきの奴らは走って逃げてしまった。
拓夢に助けてもらった私はあの状況から解放されて、一気に力がぬけた。
座りこんでる私を拓夢はギュッと抱き締めてくれる。
拓夢の胸の中はすごく落ち着いた。
私は拓夢の胸の中で涙を流した。
「何されそうだった?」
私ははっと思い出した。
キスされそうになったことを…
「無理矢理…キスされそうだった………」
そう言うとここが学校にも関わらず、拓夢はそっとキスをしてくれた。