大切なもの
それと、私は手がすごく小さい。
それに、比べて拓夢の手は大きくていつも暖かい。
だから、すごく安心するんだ。
明日香からの電話………………
「もしもし。」
『もしもし?明日香だけど…今電話して平気だった?』
「大丈夫だよ!!どうしたの?」
『蓮と………………た………』
電話先で何かモゴモゴ言っている。
「えっ!?何?よく聞こえない。」
『だから~蓮とやり直したの!!蓮からまたやり直そうって言われたの!!』
おっ……………
おぉーーーーーー!!
「まっまぢ!?よかったね!!おめでとう♪」
『うん。ありがとう♪ぢゃぁね。』
電話はきれる。
明日香と蓮………
寄り戻ったのか。
よかった。
安心した。
これで、明日香の涙を蓮拭いてくれる。