大切なもの
「何が?」
「あいつ、恋華のこと好きっぽかったけど…………」
拓夢は悲しそうな顔をした。
「私は、烈より拓夢の方が好きなんだよ?拓夢の方が好きって気付いたから、烈と別れたの。」
「そっか、」
その後はお互いアクセサリーを買ってお店をでた。
その時、拓夢を不安にさせた自分を攻めた。
ごめんと何度も心の中で叫んだ。
あれから3日たつけど、時々廊下などですれ違うとかなり気まずい。
心亜も知っているから何も聞いてこないし、何も言わない。