大切なもの
翌日、心亜に相談した。
「えーーーーそれ、プロポーズじゃん!!で、返事は??」
「えっとーーそれはーー……」
うんって言ったけど、なんかはっきり言うのが恥ずかしい。
「あ゛ーもう!!返事はOKって言ったんでしょ?」
私は頷いた。
「でも、卒業したらでしょ?あと、2年くらいあるじゃん。長いー」
それ考えてなかった!!
拓夢と暮らせるってことで頭がいっぱいだった…。
「そうじゃん!!まだまだ先じゃん。うわーーーーー」
「あんた考えてなかったの?」
うんと頷く。
「まぢ!?あー混乱してたのか。それはしょうがないよね。まぁ頑張れ!!」
そう言って心亜は話題を切り替えた。