大切なもの
一緒に暮らそうかって言ってくれたんだから………
信じなきゃ。
♪~♪~~
あれ?
誰だろう…。
携帯を開くとそこには拓夢の文字が。
電話なんて珍しいッ。
「もしもし?」
「おっ!!恋華?これからどっか行かねぇ?」
「うん!!行く行く。行きたい♪」
「ぢゃぁ、どこ行くかぁ?」
「久しぶりだから拓夢に任せる♪」
「分かった。じゃぁ16時に迎えに行く。」
そして、電話をきった。
よっしゃ~~~
久しぶりに拓夢とデートだぁ~
チョー嬉しい。
どこ行くのかな~?
ムフフ…
なんかニヤける//
てか、今日はラッキーだぁ~~
ラッキーすぎてもうだめ…………
死んじゃうくらい嬉しい♪
っても死なないけどね……
だって死んだら行けないじゃん!?
今は13時。
あと3時間………
準備しなきゃ!!
―家―
「何着てこうかなーー?」
と一人でブツブツ言ってると、お姉ちゃんの美華が部屋に入ってきた。
「あんた何一人でブツブツ言ってるのよ。気味悪いからやめて!!」
お姉ちゃんは文句を言いながら入ってきた。
「お姉ちゃん!!ナイスタイミング!!今日これからデートなんだけど……服貸して!!」
「服…?いいよ。ちょっときて。」
そう言ってお姉ちゃんは自分の部屋に行った。
私もそれを追いかけた。
「はい。これでいい?」
渡された服は春らしいピンクのワンピース。
「可愛いーーありがとうお姉ちゃん♪」
「うん。」