大切なもの


一緒に暮らそうかって言ってくれたんだから………


信じなきゃ。



♪~♪~~


あれ?
誰だろう…。



携帯を開くとそこには拓夢の文字が。



電話なんて珍しいッ。


「もしもし?」



「おっ!!恋華?これからどっか行かねぇ?」





「うん!!行く行く。行きたい♪」


「ぢゃぁ、どこ行くかぁ?」



「久しぶりだから拓夢に任せる♪」



「分かった。じゃぁ16時に迎えに行く。」




そして、電話をきった。




よっしゃ~~~
久しぶりに拓夢とデートだぁ~
チョー嬉しい。



どこ行くのかな~?


ムフフ…

なんかニヤける//

てか、今日はラッキーだぁ~~

ラッキーすぎてもうだめ…………
死んじゃうくらい嬉しい♪

っても死なないけどね……

だって死んだら行けないじゃん!?

今は13時。

あと3時間………


準備しなきゃ!!






―家―


「何着てこうかなーー?」



と一人でブツブツ言ってると、お姉ちゃんの美華が部屋に入ってきた。



「あんた何一人でブツブツ言ってるのよ。気味悪いからやめて!!」

お姉ちゃんは文句を言いながら入ってきた。


「お姉ちゃん!!ナイスタイミング!!今日これからデートなんだけど……服貸して!!」



「服…?いいよ。ちょっときて。」


そう言ってお姉ちゃんは自分の部屋に行った。

私もそれを追いかけた。



「はい。これでいい?」



渡された服は春らしいピンクのワンピース。


「可愛いーーありがとうお姉ちゃん♪」


「うん。」




< 135 / 310 >

この作品をシェア

pagetop