大切なもの






「そうじゃなくてッ!!瑠嘉のこと泣かしたんでしょ?」


何を言ってるのか一瞬分からなかった。


「えっ?うちが?」


朱伽は首を縦に振った。


すると朱伽の後にいた子が口をひらいた。


「学年種目のときに失敗したの瑠嘉のせいだって攻めたんだろ!!」


そんなこと一言も言ってない。


「言ってないよ。誰がそんなこと言ってたの?」


そう言うと朱伽が説明してくれた。












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