大切なもの
電話を切るとすぐに友里が寄ってきた。
「何?彼氏から?一緒に食べるの?」
会話聞いてたんだ。
「うん。いい?友里も一緒だよ。あと烈の友達も。」
「いいよ!!」
「じゃあ、行こうか。」
あたしたちは校庭の端にある木の下で待ち合わせ。
「烈。おまたせ。」
「恋華やっときたよ。友里ちゃんこんにちは。」
「こっこんにちは。」
「あっ!?そうそう。こいつ俺と同じクラスの堀川和泉<ホリカワイヅミ>。」