大切なもの
烈みたい…。
中心にシルバーのドクロ。
すごくカッコイイ。
値段もあまり高くないし、プレゼントにはピッタリだと思う。
財布を持ってレジに行く。
明日香も決まったらしく、手に何かを持っている。
ふと時計に目をやる。
“6時30分”
やばい!!約束の時間に遅刻する。
私は明日香にこのことを伝えて走ってお店をでる。
そのまま予約したお店に向かう。
初めてきたお店。
外にはすでに烈が待っていた。
「ごめん。おまたせ!!」
烈が 入ろうか と言ってお店に入る。
中はすごくキレイで白がメインって感じだ。
席に着くと、メニューが渡された。
開いてメニューを見る。
あまり高くない。
写真を見ると料理はおいしそう。
決めて店員に注文して料理が運ばれてくる間に、今日買っておいたプレゼントをバックから出す。
「烈ッ!!お誕生おめでとー。」
そう言って手に持っていた、プレゼントを烈に渡す。
「恋華ッ!!ありがとう。開けていい?」
私は首を縦に振り、それを見た烈はラッピングをキレイに外す。
中に入った財布を見て烈はすごく喜んでくれた。


6月3日。
蓮と明日香は烈(蓮)の家で会うらしい。
私達もちょうど烈の家で会うことになっいて、かぶってしまった。
明日香と一緒に2人の家に向かう。
「明日香ー。蓮に何買ったの?」
「んー財布。」
「えっ!?まぢ!?いくらだった?」
「2万くらい。」
「高ッ!!てか、喜んでくれるといいね。」
明日香は不安そうに うん と言い自転車の速度を速める。

烈の家について、インターホンを鳴らす。
インターホンを鳴らすと、足音が聞こえた。
ガチャッ。
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