大切なもの
大切に…
翌日明日香に付き合ったと報告された私。
素直に喜ぶと満面の笑みを見せる。
学校について、誰かがが私のもとへ近づいてくる。
「健おはよ♪」
健の姿に気付き挨拶をする。
「如月はよッ♪ありがとうな!!」
ありがとうの言葉が何のことなのかすぐに分かった。
「ううん。長続きさせなさいよ。明日香を泣かしたら許さないから!!あと……明日香のこと……ちゃんと愛してやって……」
「分かってる。泣かせないし、絶対幸せにしてやる。ちゃんと愛すし♪」
健は得意気な顔をしていた。
その光景を見ていた友里が話にはいってきた。
「あれ~?2人ともそんなに仲良かったっけ?」
と首をかしげる。
私達は目を見合って笑った。
その後、橘に
「放課後屋上にきて。」
と言われた。
お昼のとき烈に教室に行くの遅くなるから、烈の教室で待っていてと言った。
放課後…。
屋上の古くなった重いドアを開ける。
そこには橘が立っていた。
「……話って何……?」
その言葉を口にするとちょっと慌てる橘。
「あっ…あの……その……」
はっきりしない橘にだんだんはらがたってきた。
「えっと……す……好きです。付き合って下さい!!」
5秒もしないで………
「ごめんなさい。彼